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いわゆるPCゲーム(=エロゲ)のレビューなど ようするにエログ
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今回のレビューはぱれっとさんよりこちらの「もしも明日が晴れならば」をしていこうと思います。





 もしも明日が晴れならば

絵 5点
キャラ 3点
シナリオ 3点
音楽 5点
熱中度 3点

総合 78点
 C

一言:で、僕の赤い糸は誰につながっているんですかね?

さて、今作「もしも明日が晴れならば」通称もしらばですが、そもそもこの作品はかなり異色となっています。
このように書くと地雷認定しているように聞こえるかもしれませんが、作品自体は決して変わっているわけではなく、製作メンバーが当時のぱれっとにしてはやや特殊と言う意味で、lightでDear my friendなどを手がけた原画・くすくす&シナリオ・NYAONが担当と、彼らタッグ臭いところが端々に感じられます。
ぱれっとにおける彼ら新タッグ第一弾の本作ですが、いい感じにぱれっとらしさと新しい風が混ざって革命的な作品だったのではないでしょうか。
が、タイトルでもネタになっていますが、残念ながらこの作品すでにロットアップされており、中古の高騰化が進んでいることがかなり嘆かれます。
ですが、もし本レビューを見て興味を持った方は、
手を出してみることをオススメします。

ではでは、レビューの前に簡単に話の流れを
主人公と幼馴染がやっとこさ結ばれる→しかし幼馴染が死んでしまう→と思いきや幼馴染復活。
と言うのが概略になってます。
こんな書き方だと味気ないですが、骨組みがシンプルでありながら奥深い話になっているのが今作の魅力であると私は思います。
さて、軽く本編の流れを紹介したところで、本題に入りましょう。
まずは個別ポイントの評価

●絵

原画は前述したようにくすくすさん。
全体的に淡い感じで、水彩画のような感じです。終始安定しており、とても好感が持てる作画です。
また、ぱれっと特有の後ろ立ち絵も、会話の多い今作ではとても効果的に働いていると思います。

●キャラクター

全体的にハイセンス。どのキャラも王道な感じなのですが、かといって没個性的でなくしっかりキャラが立っているところは、このライターさんのとてもいい点だと思います。
以下個別

明穂:まさにメインヒロイン 各ルートでふさわしい活躍を見せてくれます。
正直彼女のためにこのゲームがあると言っても過言ではないでしょう。
彼女と赤い糸で結ばれてるとか、うらやまryいやけしからん。
性格、容姿ともにとても好感の持てるハイレベルなキャラクターだと思います。

つばさ:明穂がメインなら、こちらは裏ヒロインと言った感じ
人によっては嫌悪感を覚えるレベルかもしれません。
ヤンデレとはちと違いますが、やや精神的にもろい部分が目に付きます。
特に個別ルートのラストは薄ら寒いものも感じますが、明穂との対比からキャラクターとしてはとても魅力的なものに仕上がっているとも思います。
キャラ絵的には個人的に一番好み。

千早:声優がまきいづみ すばらしい 以上(詳しくは以下反転)
正直かなりかわいらしいキャラなのですが、被虐的なところが行き過ぎ感がありどうも・・・ 悪くないいキャラだと思うんですが、彼女と主人公のキャラクターがこの作品の汚点といっても過言ではないと思います。

珠美:僕自身、依存してくるキャラは好きなんですが(マジ恋の京とかね)このキャラも例に漏れず、いい感じにつぼでした。
方言も無理なくキャラ作りに貢献しており、ややツンデレ臭いところがグッと来ます。

委員長:名前は忘れました。 なぜ攻略できない。
声優が一色ヒカルなのがもったいないです、とてもいいキャラなのに。

主人公:悪くない かわいい もうちょっと男らしさがあってもよかったかと
彼でこの作品は点数を落としている部分は結構あるかと

●音楽


こちらも全体的にすばらしい。
OPは作品に引き込むにはとてもマッチしていますし、ED&挿入歌もシナリオの山場にかかるだけあって演出効果はとても高いと思います。
BGMも作品の空気を壊さないような、レベルの高い曲が多かったですね。

●シナリオ

さて、では各ルートについて

千早
一つだけ毛色の違うシナリオ
彼女のうじうじさえなければ、話自体はとても面白かったと思います。
最後のほうの千早の行動が、少々鼻につくのが難点

珠美
キャラは好きですがルートはまぁ・・・と言った感じ
前半のいちゃいちゃと後半のシリアスはメリハリがあっていいのですが、後述する理由もあいまってか、あまり引き込まれません。
うーん、決して悪くないんですが。

つばさ
文句なしの裏ルート。後に書く理由を除けば、つばさの心情をとてもよく描写できていると思います。
特に後半から締めに関しては、この作品随一の見所でしょう。
つばさの狂気をどう感じるかで評価が分かれそうですが。

明穂
メインルート。まぁいたって普通にオチがつきます。
正直彼女がいることがこの作品にとって、とてもプラスになっていると同時に足を引っ張っている要因にもなっているように思えます。
なぜかと言えば、主人公は幼い頃から彼女のことが好きで、物語の冒頭やっとこさで恋人になります。
そのような描写があるにもかかわらず、主人公はこのゲームがpcゲームである以上、他の女の子とフラグを立てなければならないという、矛盾を抱えることになります。
もちろん各ルートでそれらしい理由を作っているとは言え、そこを上手く昇華できなかったことがこの作品最大の難点であると言えるでしょう。
後もう一つ言うとすれば、千早に対して明穂と主人公他一同が簡単に許しすぎな気もします。ネタバレなので以下反転にします。
そもそも人一人殺してるのに、疫病神だからとは言え「千早ちゃんはいい娘だし仕方ないよねー」と許されるのはさすがにないと思います。
まぁあまり作品をおどろおどろしくしたくなかったと言うのもあるのでしょうが。
明穂ルートのラストもあまりいいとは思えません。
せめて、あれだけ贖罪を願っていたのだから、千早のパワーを全部使って明穂復活ぐらいやってもよかったのではとは思いました。
とは言え、オチとして悪くないとは思います。



☆総評

値段に見合うかと言えば悪くないとは思います。少なくとも数万するさよならを教えてなんかよりは、わかりやすくおもしろいのではないでしょうか。
この作品をやって思うのは、PCゲームは一人に焦点を合わせることは非常に難しいと言うことですね。他をサブにまわして、明穂とつばさだけのほうがよかったのかもしれませんね。
あ、でも委員長が攻略できないのはバグでしょう。










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 もしも明日が晴れならば

絵 5点
キャラ 3点
シナリオ 3点
音楽 5点
熱中度 3点

総合 78点
 C

一言:で、僕の赤い糸は誰につながっているんですかね?

さて、今作「もしも明日が晴れならば」通称もしらばですが、そもそもこの作品はかなり異色となっています。
このように書くと地雷認定しているように聞こえるかもしれませんが、作品自体は決して変わっているわけではなく、製作メンバーが当時のぱれっとにしてはやや特殊と言う意味で、lightでDear my friendなどを手がけた原画・くすくす&シナリオ・NYAONが担当と、彼らタッグ臭いところが端々に感じられます。
ぱれっとにおける彼ら新タッグ第一弾の本作ですが、いい感じにぱれっとらしさと新しい風が混ざって革命的な作品だったのではないでしょうか。
が、タイトルでもネタになっていますが、残念ながらこの作品すでにロットアップされており、中古の高騰化が進んでいることがかなり嘆かれます。
ですが、もし本レビューを見て興味を持った方は、
手を出してみることをオススメします。

ではでは、レビューの前に簡単に話の流れを
主人公と幼馴染がやっとこさ結ばれる→しかし幼馴染が死んでしまう→と思いきや幼馴染復活。
と言うのが概略になってます。
こんな書き方だと味気ないですが、骨組みがシンプルでありながら奥深い話になっているのが今作の魅力であると私は思います。
さて、軽く本編の流れを紹介したところで、本題に入りましょう。
まずは個別ポイントの評価

●絵

原画は前述したようにくすくすさん。
全体的に淡い感じで、水彩画のような感じです。終始安定しており、とても好感が持てる作画です。
また、ぱれっと特有の後ろ立ち絵も、会話の多い今作ではとても効果的に働いていると思います。

●キャラクター

全体的にハイセンス。どのキャラも王道な感じなのですが、かといって没個性的でなくしっかりキャラが立っているところは、このライターさんのとてもいい点だと思います。
以下個別

明穂:まさにメインヒロイン 各ルートでふさわしい活躍を見せてくれます。
正直彼女のためにこのゲームがあると言っても過言ではないでしょう。
彼女と赤い糸で結ばれてるとか、うらやまryいやけしからん。
性格、容姿ともにとても好感の持てるハイレベルなキャラクターだと思います。

つばさ:明穂がメインなら、こちらは裏ヒロインと言った感じ
人によっては嫌悪感を覚えるレベルかもしれません。
ヤンデレとはちと違いますが、やや精神的にもろい部分が目に付きます。
特に個別ルートのラストは薄ら寒いものも感じますが、明穂との対比からキャラクターとしてはとても魅力的なものに仕上がっているとも思います。
キャラ絵的には個人的に一番好み。

千早:声優がまきいづみ すばらしい 以上(詳しくは以下反転)
正直かなりかわいらしいキャラなのですが、被虐的なところが行き過ぎ感がありどうも・・・ 悪くないいキャラだと思うんですが、彼女と主人公のキャラクターがこの作品の汚点といっても過言ではないと思います。

珠美:僕自身、依存してくるキャラは好きなんですが(マジ恋の京とかね)このキャラも例に漏れず、いい感じにつぼでした。
方言も無理なくキャラ作りに貢献しており、ややツンデレ臭いところがグッと来ます。

委員長:名前は忘れました。 なぜ攻略できない。
声優が一色ヒカルなのがもったいないです、とてもいいキャラなのに。

主人公:悪くない かわいい もうちょっと男らしさがあってもよかったかと
彼でこの作品は点数を落としている部分は結構あるかと

●音楽


こちらも全体的にすばらしい。
OPは作品に引き込むにはとてもマッチしていますし、ED&挿入歌もシナリオの山場にかかるだけあって演出効果はとても高いと思います。
BGMも作品の空気を壊さないような、レベルの高い曲が多かったですね。

●シナリオ

さて、では各ルートについて

千早
一つだけ毛色の違うシナリオ
彼女のうじうじさえなければ、話自体はとても面白かったと思います。
最後のほうの千早の行動が、少々鼻につくのが難点

珠美
キャラは好きですがルートはまぁ・・・と言った感じ
前半のいちゃいちゃと後半のシリアスはメリハリがあっていいのですが、後述する理由もあいまってか、あまり引き込まれません。
うーん、決して悪くないんですが。

つばさ
文句なしの裏ルート。後に書く理由を除けば、つばさの心情をとてもよく描写できていると思います。
特に後半から締めに関しては、この作品随一の見所でしょう。
つばさの狂気をどう感じるかで評価が分かれそうですが。

明穂
メインルート。まぁいたって普通にオチがつきます。
正直彼女がいることがこの作品にとって、とてもプラスになっていると同時に足を引っ張っている要因にもなっているように思えます。
なぜかと言えば、主人公は幼い頃から彼女のことが好きで、物語の冒頭やっとこさで恋人になります。
そのような描写があるにもかかわらず、主人公はこのゲームがpcゲームである以上、他の女の子とフラグを立てなければならないという、矛盾を抱えることになります。
もちろん各ルートでそれらしい理由を作っているとは言え、そこを上手く昇華できなかったことがこの作品最大の難点であると言えるでしょう。
後もう一つ言うとすれば、千早に対して明穂と主人公他一同が簡単に許しすぎな気もします。ネタバレなので以下反転にします。
そもそも人一人殺してるのに、疫病神だからとは言え「千早ちゃんはいい娘だし仕方ないよねー」と許されるのはさすがにないと思います。
まぁあまり作品をおどろおどろしくしたくなかったと言うのもあるのでしょうが。
明穂ルートのラストもあまりいいとは思えません。
せめて、あれだけ贖罪を願っていたのだから、千早のパワーを全部使って明穂復活ぐらいやってもよかったのではとは思いました。
とは言え、オチとして悪くないとは思います。



☆総評

値段に見合うかと言えば悪くないとは思います。少なくとも数万するさよならを教えてなんかよりは、わかりやすくおもしろいのではないでしょうか。
この作品をやって思うのは、PCゲームは一人に焦点を合わせることは非常に難しいと言うことですね。他をサブにまわして、明穂とつばさだけのほうがよかったのかもしれませんね。
あ、でも委員長が攻略できないのはバグでしょう。










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